「負けの受け入れ方」と“プロフェッショナル観”の話
「勝ち方」と同じぐらい「負けの受け入れ方」が大切なんじゃないかと思ったりします。
ホストクラブに通うのをやめた話
「お金を遣うのが絶対正義の世界」でさえ、負けるのが嫌なのか。勝ち方よりも負けの受け入れ方を学んだほうがいいと思う。
2018/06/13 12:51
『一発屋芸人列伝』大きく勝って、大きく負けた山田ルイ53世が、負けの中に見出した勝機 - HONZ
“「これはもう他でも話したことなので申し訳ないんですけど」といった断りがいちいち入る” / 「負けの受け入れ方」は「勝ち方」と同じぐらい大切だと思う。
2018/06/11 12:21
こんな風に考えるようになった”きっかけの話”。
■吉田秀彦vsホイス・グレイシー
柔道金メダリストの吉田秀彦が、格闘家としてプロデビューしたとき、
その対戦相手は超大物格闘家ホイス・グレイシーだった。
金メダリストが、あのホイスと戦う。
体重差はあるものの、ホイスはMMAのレジェンド。吉田はいったいどこまでやれるのか。
固唾を飲んで試合を見守ったわけですよ。
で、どうなったか。
結論からいうと、吉田は「地味に強かった」。
試合としてはあまり盛り上がらないまま、吉田は割とあっさりと袖車で勝った。
それを受けて、その時の解説の誰かだったか、後のスポーツ記事だったかで
「吉田のアマチュアとして強さ、恐ろしさが見られた試合だった」
という趣旨のことを言っていて、それがとっても印象的だった。
⬛アマチュアとプロフェッショナルは何が違うのか?
アマチュアは勝ち続けなければ意味がない世界だ。アマチュアの世界では勝つことが一番重要なのだ。
(だから吉田は当然強いに決まっている、というニュアンス)
なるほど。たしかにそうかもしれない。
じゃあ、それが本当なら、以下のようにも言い換えられるんじゃないか。
プロだったら勝てばいいわけではない。負けにも意味があるのがプロフェッショナル。
そう言えるのか、本当のところはよく分からない。
ただ自分としては初めて腑に落ちた「プロフェッショナル観」だった。
⬛負けても尚、応援してくれる人がいるのがプロフェッショナルなんじゃないか。
誰だってみんな勝ちたい。でもずーっと勝ち続けられるわけがない。
ならば負けた時こそ試されるはずだ。その人の「姿勢」が。
良き敗者たれ、とか言うしね。
そんなこんなで「負けの受け入れ方」って大事だなぁと思った次第です。
「負けの受け入れ方」を知っている人は、
「負けても尚、応援される人」であるに違いない。