『トクサツガガガ』 20巻を読んだ
最終巻。
最終巻の発売前のネタバレを防ぐため、この日のために情報絶ちをしていたのだ。
マンガが終わるのが哀しいなんて、何年振りだろう。完結してほしいような、終わってほしくないような。それがとうとう終わってしまった。
ヒーローショーの開始から終了までで6話をまたぐ熱い展開。
最終巻の山場を（母子関係ではなく）特撮仲間との関係修復エピソードにしたのがまた熱い。
そしてなんでか解らないけど今回も読んでて涙が出てしまった。
特撮に限らず、創作物とそのファンたちが抱える普遍的な疑問。
- 演劇やショーを生で観るのはなぜか？（映像で観たって一緒じゃん！）
- 何かを応援する意味ってあるの？（お金出さなきゃ何も変わらないじゃん！）
今回のお話は、そういう疑問への1つの答えじゃないか。
最終巻では、創作がもたらす希望と、それによって再び創作に情熱を灯すシーンが描かれていた（その面白さと困難さも）。
そうか。
創作物を愛して創作者を信じる。そのファンの真摯さ、敬虔さが描かれていたことに私は涙が出たんだな。
この作品はずっと手元に置いておくし、きっとこれからも要所要所で読み返していく。
この作品を読めてよかった。
