ゲームセンターとレトロゲーム『サーカスチャーリー』の想い出。
セブンズ on Twitter: "聖地と呼ばれるゲーセンが全国的に閉店に追い込まれている現状、益々ゲーム機に触れて遊んでもらえる環境がなくなります。厳し過ぎます!週末お近くのゲーセンに遊びに来てください。 スマホに押されゲームセンター苦境 「聖地」ディノス札幌中… https://t.co/c3muq5JYMX"
- [自分語り]
- [どうでもいい]
全盛期にはうちの近所にゲーセンが5件あった。セガとナムコとタイトーの直営店が3件と個人店が2件。7年くらい前に最後の1件が撤退し、今では1件もない。
2019/06/02 15:35
うちの近所にあったゲームセンターの個人店は、100円をメダル4枚に交換して、そのメダルで遊ぶシステムだった。
比較的新しいゲームはメダル2枚、古いゲームは1枚で遊べた。
寂れた雑居ビルの2階にあって、薄暗く、たばこの煙が充満し、ヒネたババアが1人で店番してる店だった。
学生の頃は学校帰りに暇があれば立ち寄って、2~300円遊んで帰った。
当時は妙に『サーカスチャーリー』にハマっていて(メダル1枚で遊べるから)、店に行くと『サーカスチャーリー』でばかり遊んでいた。
ある日いつものように『サーカスチャーリー』で遊んでいると、隣の筐体を掃除していた店員のババアが「あんたいつもそればっかりやってんね」と灰皿を拭きながら話しかけてきた。
「そうすね」
「面白いの?」
「単純ですけど奥が深いですね。あと音楽が好きです」
「ふーん」
やりとりはそれだけ。
それから後日、しばらくしてゲーセンいったらそのババアが『サーカスチャーリー』で遊んでた。
で、私に気づくなり「ごめんごめん」といって席を立とうとするので、私は「いや待ちますよ」と言って隣の席に座ってババアのプレイを見ていた。
ババアは綱渡りのピンクの猿にぶつかって死んだ。
「結構難しいね」というので「慣れですよ」といって席を代わり、またいつものように『サーカスチャーリー』で遊んだ。
なんとなく忘れられない、ただそれだけの話。