あかなまの"想い出づくり"

はてなブックマークで書いたコメントの余談と補足と自分語り。

「昔から友達だった」と思い込んで話すようになった理由

人と仲良くなるために必要な会話の最小回数はたった○回!友達の作り方に関する心理学 - くるくるちょろちょろ

経験上「昔から友達だったと思い込んで話す」と打ち解けるのが早い。

2019/09/15 09:41

b.hatena.ne.jp

 

仕事帰りにタイミングが合えば、デパートのお弁当売り場に寄る。

ちょうど値引きが始まる頃合いに寄れれば、なお良しだ。

 

混み合う店内でレジカゴを持って好みのお弁当を探すのはなかなか困難だ。

なぜならみんなお弁当を見ながら歩くからだ。

 

 

私の前を、少し不審な青年が歩いていた。

大声で独り言を話しながら弁当売り場を歩く青年。

「ずいぶん人が多いなあ」「これは美味しそー」「こっちはマズそう…」

 

もしかしたら何かメンタル的な持病がある青年かもしれないし、

そうじゃないかもしれない。

 

私は「危ない人だったら怖いなぁ」と思いながら、

人混みの中、仕方なくその青年の後ろを歩いていた。

私は少し、青年を警戒していた。

 

我々がお寿司コーナーの前を通りがかったとき、

店員のおばちゃんが大きな声で

「はい、今からお寿司全品半額ーっ!」と叫んだ。

 

なんて幸運なタイミング!

店内の視線が一斉に半額のお寿司コーナーに集中したその時、

前の青年がくるりとこちらを向いて私に

「全品半額だって!」と満面の笑みで言った。

 

私はあまりに急に、自然と話しかけられたので、

つい普段の友達と話すような感覚とトーンで

「ね!すごいね!」と反射的に返した。

 

2人ともその場で半額寿司を買ったが、

私と青年との会話はそれきりだった。

 

 □ □ □ □

 

私は家に帰り、半額寿司に醤油をかけながら、

この一連の出来事を思い出していた。

 

青年を「怖い」と感じ、警戒していた私。

青年を「友達」と感じ、寿司の半額を喜び合った私。

 

この変化はなぜ起こったのか。

客観的に見れば状況は何も変わっていない。

ただ私の心持ちが変わっただけだ。

それだけで、他人を警戒するか喜び合えるかが変わる。

 

であれば、どうだろう。

初対面であっても「昔から友達だったと思うようにする」というのは。

 

 □ □ □ □


そう考えるようになってから、

誰に対しても安定した関係性で接するようになったというわけです。

 

もちろん私は「昔からの友達」だからといって、

根拠なく誰かを信用するわけではないし、

不必要に貸し借りを作ることもしない。

 

 

 

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